1989年7月2日、後楽園ホールで開催された「’89格闘技の祭典」において、プロレスラーの大仁田厚と空手家の青柳政司による異種格闘技戦が実現しました。この試合は、当時の格闘技界に大きな衝撃を与え、後のプロレス界にも多大な影響を及ぼすこととなりました。
ルールはKOまたはギブアップのみで決着、顔面へのパンチは禁止、寝技は有効という特殊なもの。大仁田はプロレス流のイス攻撃、青柳は空手仕込みの鋭い蹴りで応戦し、壮絶な打撃戦が展開されました。結果は、大仁田の反則負けとなりましたが、両者の意地とプライドがぶつかり合う、まさに死闘と呼ぶにふさわしい試合内容でした。
この試合は、単なる異種格闘技戦を超えた、プロレスvs空手の対抗戦という側面を持っていました。大仁田は、既存のプロレスの枠にとらわれない、より過激で刺激的なプロレスを追求し、後にFMWを旗揚げ。青柳は、この試合をきっかけにプロレス界に進出し、新日本プロレスなどで活躍しました。
大仁田厚: @onitafire123