劇場版「バツ&テリー」

1987年公開のアニメ映画「バツ&テリー」。週刊少年マガジンで連載され、当時の少年たちを熱狂させた大島やすいち原作の野球漫画を、サンライズがアニメ化しました。

舞台は横浜。不良高校生のイメージが強い海峰高校で、1年生バッテリーとして活躍する抜刀軍(バツ)と一文字輝(テリー)。野球の才能もケンカの腕前も超一流の彼らは、まさに最強コンビ!型破りな二人組が、友情パワーで数々の試練を乗り越え、成長していく姿を、ド派手なアクションと熱い友情で描きます。

あらすじ

バツとテリーは、海峰高校野球部の1年生バッテリー。バツは剛速球を武器にするピッチャー、テリーは強肩強打のキャッチャーで、共にプロも注目するほどの天才的な野球センスを持っています。

しかし、二人は野球よりもケンカと女の子が大好き!授業をサボってナンパに明け暮れるわ、ライバル校の生徒と乱闘騒ぎを起こすわ…と、まさに問題児!

そんな二人が、ひょんなことから暴走族の抗争に巻き込まれてしまいます。大切な仲間を守るため、そして自分たちの夢を掴むため、彼らは命がけの戦いに挑むことになります。

個性豊かなキャラクター

抜刀軍(バツ)

  • 黒髪のリーゼントヘアがトレードマーク。
  • 150km/hを超える豪速球を投げる、天才ピッチャー。
  • 短気でケンカっ早い性格だが、根は優しく、仲間思い。
  • 特に、幼馴染のアンには特別な感情を抱いている。

一文字輝(テリー)

  • 茶髪のアフロヘアとメガネが特徴。
  • 冷静沈着で頭脳明晰、バツのワイルドピッチングを巧みにリードする。
  • クールな皮肉屋で、バツによくツッコミを入れているが、実は誰よりもバツのことを理解している。

白木アン

  • バツとテリーの幼馴染で、マドンナ的存在。
  • 暴走族「愛狂」のマスコットガールをしている。
  • バツとテリーとの出会いをきっかけに、運命が変わっていく。

桐島

  • 白バイ隊員で、バツとテリーを目の敵にしている。
  • いつも二人に説教をしているが、どこか憎めない存在。
  • 実は、かつては野球少年だったという過去を持つ。

見どころ

  • ド派手なアクションシーン: バツとテリーのケンカシーンは、まさに圧巻!バイクチェイス、乱闘、そして崖っぷちでの死闘など、手に汗握るシーンが満載です。
  • 熱い友情: バツとテリーの固い絆、そして仲間たちとの友情に、胸が熱くなります。
    例えば、バツがピンチに陥った時、テリーは身を挺して彼を助ける。
    また、仲間を守るために、二人が力を合わせて敵に立ち向かうシーンも感動的。
  • 青春の葛藤: 恋愛、友情、そして将来への不安…青春時代の葛藤をリアルに描いています。
    バツは、アンへの想いを秘めながらも、素直になれない。
    テリーは、将来について悩み、野球を続けるべきか迷っている。
  • 個性的なキャラクター: 主人公のバツとテリーはもちろん、脇を固めるキャラクターたちも個性的で魅力的です。
    アンは、二人の間で揺れ動く、繊細な少女。
    桐島は、最初は嫌な奴に思えるが、実は熱いハートを持った男。
  • 疾走感あふれるストーリー: 飽きさせないテンポの良さで、最後まで一気に観ることができます。
    野球の試合シーンは、スピード感あふれる演出で、手に汗握る展開。
    暴走族との抗争シーンも、緊迫感たっぷりで、目が離せない。

作品にまつわるエピソード

  • 原作者の大島やすいちは、「がんばれ元気」や「シュート!」など、数々のスポーツ漫画を生み出した人気漫画家です。
    「バツ&テリー」は、彼の初期の代表作の一つ。
    当時、斬新な設定と熱いストーリー展開で、多くの読者を魅了しました。
  • アニメ版「バツ&テリー」は、サンライズが初めて手がけた漫画原作のアニメーション作品です。
    サンライズは、「ガンダム」シリーズや「コードギアス」シリーズなど、数々の人気アニメを制作している会社です。
    「バツ&テリー」は、サンライズのアニメ制作技術の高さを示した作品と言えるでしょう。

声優:

  • 井上和彦(バツ役):ベテラン声優で、「NARUTO -ナルト-」のはたけカカシ役などで知られています。
  • 塩沢兼人(テリー役):故人。渋い声質で、多くのアニメファンに愛されました。
  • 有森也実(白木アン役):女優として活躍する一方で、声優としても活動しています。

作品情報

  • 公開年:1987年
  • 原作:大島やすいち
  • 監督:アミノテツロー
    アミノテツローは、「ガンダム」シリーズや「勇者ライディーン」など、数々のロボットアニメを手がけたベテラン監督です。
  • 主題歌:スターダストレビュー「心の中のFollow Wind」
  • 製作:サンライズ、松竹
    サンライズは、日本のアニメ制作会社。
    松竹は、日本の映画会社。

『バツ&テリー』(バツアンドテリー)は、大島やすいちによる少年漫画。1982年から1987年にかけて講談社『週刊少年マガジン』にて連載された。1984年、第8回講談社漫画賞少年部門受賞。連載終了後、番外編として刑事アクションの「バツ&テリーCOP」が読み切りで掲載された。

Wikipedia

まとめ

「バツ&テリー」は、友情、恋愛、そしてアクションが満載の、熱血青春アニメ映画です。個性豊かなキャラクター、手に汗握るストーリー展開、そして疾走感あふれる演出で、観る者を飽きさせません。

青春時代の熱い想いを思い出したい方、ぜひご覧ください!

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