地図作りは命がけ！？伊能忠敬の真実とは？笑って泣ける時代劇エンターテイメント！中井貴一主演！映画「大河への道」

ストーリーの概要

時は江戸時代中期、将軍・徳川吉宗の時代。日本地図を作成するという一大事業に挑んだ男たちがいました。伊能忠敬…ではありません！実は、忠敬が日本地図を完成させる100年以上も前に、ある藩で「川の測量」という一大プロジェクトが密かに進行していたのです。

物語の舞台は、千葉県香取市。市役所の総務課に勤める池本保治（中井貴一）は、市の観光振興策を検討する会議で、苦し紛れに「大河ドラマの制作」を提案します。思いがけず、それが採用され、郷土の偉人・伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの企画が立ち上がってしまうのですが…。

しかし、調査を進めるうちに、驚くべき事実が判明します。なんと、伊能忠敬は地図を完成させていなかった！彼は、地図完成の3年前に亡くなっていたのです！では、誰が日本地図を完成させたのか…？

時を同じくして、江戸時代。ある藩の勘定方役人・郡上測量隊の隊長である小林永美（北川景子）と、測量隊員の木下浩章（松山ケンイチ）は、藩の威信をかけた秘密任務に挑んでいました。それは、藩境を流れる川を測量し、正確な地図を作成すること。

この測量には、ある重大な秘密が隠されており、彼らの命を脅かす危険な任務でもありました。現代と江戸時代、二つの時代が交錯しながら、日本地図誕生の知られざる真実が明らかになっていきます。

評価

「大河への道」は、時代劇風のコメディでありながら、歴史ミステリー、そして人間ドラマを見事に融合させた作品です。歴史に隠された真実、それを追う人々の情熱、そして、現代社会における地方創生への問題提起など、様々なテーマが巧みに織り込まれています。

中井貴一、松山ケンイチ、北川景子という豪華キャスト陣の演技は圧巻です。中井貴一のコミカルな演技とシリアスな演技の緩急、松山ケンイチの真面目さと情熱、北川景子の凛とした美しさと知性…それぞれが役柄を見事に演じきり、物語に深みを与えています。

監督は、「武士の一分」「蜩ノ記」など時代劇作品に定評のある中西健二。脚本は、「JIN-仁-」「義母と娘のブルース」など、数々のヒット作を手掛けてきた森下佳子。この強力なタッグが、原作の魅力を最大限に引き出し、エンターテイメント性あふれる作品に仕上げています。

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松竹

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作品情報

出演者

制作スタッフ

エピソード

原作は、落語家・立川志の輔による同名小説です。映画化にあたって、立川志の輔自身が脚本に意見を出したり、出演したりと深く関わっています。
映画の舞台となった千葉県香取市は、伊能忠敬の出身地です。映画の公開を記念して、市をあげて様々なイベントが開催されました。例えば、ロケ地マップの作成、スタンプラリー、映画にちなんだメニューの提供など、地域活性化に貢献しています。
中井貴一と松山ケンイチは、映画「のぼうの城」以来、10年ぶりの共演となります。息の合った二人の演技は必見です。

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