舞台は2001年のインド、とある村。大安吉日、プールとジャヤという二人の花嫁が、それぞれの花婿の家へ向かうため、同じ満員列車に乗り込みます。ところが、二人がたまたま同じ赤いベールで顔を隠していたことから、プールの夫となるはずだったディーパクがジャヤを連れ帰ってしまい…!?
取り違えられた花嫁、残された花婿、そして巻き込まれる村人たち。事態は思わぬ方向へ転がり、ドタバタ劇が繰り広げられます。
「花嫁はどこへ?」は、インド映画らしい歌とダンスを控えめに、ユーモアたっぷりに描かれたヒューマンドラマです。
監督は、「ムンバイ・ダイアリーズ」などで知られるキラン・ラオ。インド映画界を担う女性監督として注目されています。
見どころは、個性豊かなキャラクターたちが織りなすコミカルな掛け合い。花嫁を取り違えたことに気づかず、新婚生活を送ろうとするディーパクとジャヤ、花嫁がいなくなったことに慌てふためくプールの家族、そして二人の花嫁を探すために奔走する村人たち…個性的なキャラクターたちが巻き起こす騒動に、笑いが止まりません。
しかし、本作は単なるコメディ映画ではありません。物語が進むにつれて、インド社会における女性の立場、結婚の意義、そして家族の絆など、様々なテーマが浮き彫りになっていきます。
ラストシーンは、予想外の展開に驚きつつも、心温まる感動に包まれます。
- リリース年:2024年
- ジャンル:コメディ、ドラマ
- 上映時間:119分
- 監督:キラン・ラオ
- 製作:アミール・カーン
- 脚本:キラン・ラオ、スニル・チョーハン
- 音楽:アンキト・ティワーリー
- プール:ニターンシー・ゴーエル
- ジャヤ:プラティバー・ランター
- ディーパク:ラヴィ・キシャン
- ラーム・バーラン:アトゥール・クルカルニー
- カーン警部:パレーシュ・ラーワル
- 本作は、インドの人気俳優アミール・カーンが製作を手がけています。「きっと、うまくいく」などの話題作で知られる彼が、今回は製作という立場で、若手監督をサポートしています。
- 主人公のプールを演じたニターンシー・ゴーエルは、子役から活躍する人気女優で、インドではインフルエンサーとしても注目されています。
- もう一人の花嫁ジャヤを演じたプラティバー・ランターは、本作が映画初主演となります。
公式サイトのURL:https://movies.shochiku.co.jp/lostladies/