2014年公開、クリント・イーストウッド監督作品。
1960年代に一世を風靡した伝説のポップスグループ「フォー・シーズンズ」の栄光と挫折、そして再生の実話を描いた音楽映画です。
ニュージャージー州の貧しい街で育った、フランキー・ヴァリ(ジョン・ロイド・ヤング)、トミー・デヴィート(ヴィンセント・ピアッツァ)、ニック・マッシ(マイケル・ロメンダ)、ボブ・ゴーディオ(エリック・バーゲン)の4人の若者。
彼らの才能は、音楽プロデューサー、ボブ・クルー(マイク・ドイル)に見出され、瞬く間にスターダムを駆け上がります。
「シェリー」、「ビッグ・ガールズ・ドント・クライ」、「ウォーク・ライク・ア・マン」…
数々のヒット曲を連発し、世界中の音楽ファンを熱狂させますが、その裏では、メンバー間の確執、金銭トラブル、マフィアとの繋がりなど、様々な問題が渦巻いていました。
- 臨場感あふれるライブシーン:
当時の熱狂が蘇る、迫力満点のライブシーンは必見!
「シェリー」のレコーディングシーンでは、スタジオでの緊張感や、4人の息づかいまで伝わってくるよう。
「ウォーク・ライク・ア・マン」のコンサートシーンでは、観客の熱狂と、ステージ上の4人の高揚感が、画面を通して伝わってくる。 - メンバーそれぞれの視点:
フランキー、トミー、ニック、ボブ…
メンバーそれぞれの視点から物語が語られることで、彼らの個性や心情、そしてグループの内情が浮き彫りになっていきます。
例えば、フランキーは、美しいファルセットボイスとカリスマ性でグループを牽引するリーダー。
トミーは、音楽的才能に恵まれながらも、金銭トラブルやギャンブル癖でグループを窮地に陥れる。
ニックは、冷静沈着で、グループのまとめ役。
ボブは、作詞作曲を担当し、グループの音楽性を支える。 - 栄光と挫折、そして再生:
成功の頂点からどん底まで、そして再び立ち上がる…
4人の人生は、まさに山あり谷あり。
彼らの栄光と挫折、そして再生の物語は、観る者に深い感動を与えます。 - クリント・イーストウッド監督の演出:
名匠クリント・イーストウッド監督が、音楽映画に挑戦!
彼の演出は、登場人物たちの心情を繊細に描き出し、物語に深みを与えています。
音楽シーンだけでなく、ドラマ部分も丁寧に描かれており、4人の人間ドラマとしても見応えがあります。
- 公開年:2014年
- 監督:クリント・イーストウッド
- 出演:ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ビンセント・ピアッツァ、クリストファー・ウォーケン
- 上映時間:134分