カベルナリア吉田氏の著書「新日本エロい街紀行 伝説のエロい街を訪ねて三千里」と共に、日本の知られざるエロティックな風景を巡る、型破りな旅に出かけましょう。 かつて赤線・青線で栄えた街や、今もなお性風俗店が軒を連ねる歓楽街など、日本の片隅にひっそりと残る「エロい街」を、著者は実際に訪れ、そこで見聞きしたことを赤裸々に綴っています。
基本情報
著者:カベルナリア吉田
出版社:アルファベータブックス
発売日:2022年6月22日頃
ISBN:9784865980912
ページ数:224ページ
価格:1980円(税込)
内容紹介
「エロは消えたのか? 日本の街からエロは消えたのか? 日本の旅からエロは消えたのか?」 この問いかけを胸に、著者は日本各地の「エロい街」へと足を踏み入れます。 東北、北海道、中日本、南日本、四国、関西、尾張三河、加賀、上州、そして東京。 かつて赤線・青線が存在した街から、現在でも性風俗店が集まる歓楽街まで、様々な地域、様々な形態の「エロい街」を巡り、その変遷を辿ります。 具体的な訪問地は、本書の目次をご参照ください。
著者はこれらの街を歩き、居酒屋やバーで地元の人々と交流しながら、その土地の文化や歴史、そして「エロ」に対する考え方を模索していきます。社会の変化やテクノロジーの進化によって、かつての「エロい街」は姿を消しつつあります。 本書は、単なる旅行記ではなく、社会学的な視点も交えながら、現代社会における「エロ」のあり方を問いかける内容となっています。
さらに、本書はテレビ大阪チャンネルの番組「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」(8月29日・9月5日放送)でも紹介される予定です。
レビュー・評価
「新日本エロい街紀行 伝説のエロい街を訪ねて三千里」は、読者の間で賛否両論を巻き起こしています。
全体的には、かつての赤線・青線を巡る旅というテーマや、著者のユニークな視点が評価されています。 しかし、一方で、著者の文体や、否定的な意見が多い点に不満を感じる読者もいるようです。
肯定的な意見としては、「かつての赤線・青線を旅する話として興味深い」「著者の視点がユニークで面白い」といったものがあります。 一方、批判的な意見としては、「著者の文体がウザい」「文句ばかりで読んでいてイライラする」「勝谷誠彦氏の『色街を呑む』を意識しているが、それに及ばない」といったものがあります。
著者情報
カベルナリア吉田氏は、旅行作家・コラムニストとして活動しています。 他の著書としては、「秘境駅で途方に暮れた」「沖縄の島を自転車でとことん走ってみたサー」「沖縄ディープインパクト食堂」などがあります。 これらの作品からもわかるように、彼は旅や食、そしてディープな文化に造詣が深い作家です。
カベルナリア 吉田(カベルナリア よしだ、本名:大野 道弘(おおの みちひろ)、1965年[1] – )は、北海道生まれ[1]、千葉県佐倉市育ち[2]の紀行エッセイスト。ペンネームは自身のファンである女子プロレスラー吉田万里子の必殺技カベルナリアからとった。
Wikipedia
まとめ
「新日本エロい街紀行 伝説のエロい街を訪ねて三千里」は、単なるエロ紀行ではありません。著者は、日本の各地を巡りながら、社会の変化や時代の流れと共に変容していく「エロい街」の姿を捉え、その背景にある文化、歴史、そして人々の意識を探っています。
本書は、現代社会における「エロ」のあり方、そして「エロい街」の未来について、読者に問いかける社会派紀行記と言えるでしょう。賛否両論ある作品ではありますが、日本のディープな文化や、社会問題に関心のある方には、一読の価値があると言えるでしょう。
「エロは消えたのか?」という問いに対して、著者は明確な答えを出していません。しかし、本書を読み終えた後、読者それぞれが自分なりの答えを見つけることができるのではないでしょうか。