1993年、世界中で愛されるゲーム「スーパーマリオブラザーズ」が、まさかのハリウッド実写映画化!
「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」は、ゲームの世界観をベースに、独自のアレンジを加えた異色のアクションアドベンチャーです。当時、ゲームファンからは「マリオらしさがない」「ストーリーが意味不明」といった批判の声も多く、興行的には失敗に終わりました。しかし、近年では、その独特の世界観と奇抜な設定、そしてB級映画的な魅力が見直され、カルト的な人気を獲得しています。そして2023年、製作30周年を記念して、4Kレストア版でスクリーンに帰ってきます!
舞台は現代のニューヨーク、ブルックリン。配管工の兄弟、マリオとルイージは、恋人のダニエラが誘拐されたことをきっかけに、地下世界に迷い込みます。そこは、6500万年前に隕石と共に地球にやってきた恐竜人が築いた、もう一つの世界「ダイノハッタン」でした。
この世界では、人間は進化の過程で退化した存在として扱われ、恐竜人たちは高度な文明を築いていました。しかし、この世界を支配するクッパ大王は、人間界征服を企んでおり、マリオとルイージは、クッパの野望を阻止するため、そしてデイジーを救うため、冒険に挑みます。
- マリオ(ボブ・ホスキンス): ゲームでおなじみの赤い帽子とオーバーオール姿…ではなく、茶色いレザージャケットにジーンズという、ハードボイルドな雰囲気漂うマリオ。ゲームとは違い、ややシニカルで皮肉屋な性格になっています。
- ルイージ(ジョン・レグイザモ): 緑色の帽子とオーバーオールは一応着用していますが、全体的に薄汚れた印象。ゲームよりも臆病で泣き虫な性格で、兄のマリオにいつも頼っています。
- デイジー(サマンサ・マシス): ブルックリン大学で古生物学を研究する大学生。実は、彼女は古代の王女の子孫であり、クッパ大王に狙われることに。
- クッパ大王(デニス・ホッパー): 人間と恐竜の遺伝子を併せ持つ、冷酷な支配者。トカゲのような風貌で、髪型はリーゼントという、奇抜なビジュアルが強烈な印象を与えます。
- リアルな世界観: キノコ王国やピーチ姫は登場せず、舞台は現代のニューヨークと退廃的な雰囲気漂う地下世界。
- 進化した恐竜人: マリオの世界に恐竜人が登場!彼らは高度な科学技術を持ち、人間界とは異なる独自の文化を築いています。
- 奇妙なアイテム: キノコやフラワーの代わりに、「デ・エボリューションガン」という銃が登場。この銃は、生物を進化前の姿に戻すことができるという、奇抜なアイテムです。
- 独自のストーリー: ゲームのストーリーとは全く異なり、マリオとルイージが恐竜人と戦い、人間界を救うというオリジナルストーリーが展開されます。
公開当時、ゲームのイメージとはかけ離れた世界観に、多くのファンが戸惑い、酷評されることもありました。しかし、近年では、その独特な世界観とB級映画的な魅力、そしてツッコミどころ満載のストーリー展開が見直され、カルト的な人気を獲得しています。
- 独特のビジュアル: 奇抜なキャラクターデザイン、退廃的な雰囲気のセット、そしてSFXを駆使した映像は、独特の世界観を作り上げています。
- ブラックユーモア: シリアスなシーンの中に、シュールな笑いが散りばめられており、観る者を飽きさせません。
- 豪華なキャスト: マリオ役のボブ・ホスキンス、クッパ大王役のデニス・ホッパーなど、実力派俳優陣の熱演も見どころです。
2023年9月15日、製作30周年を記念して、4Kレストア版が劇場公開!デジタルリマスターにより、鮮明な映像と音声で、あの「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」を再び楽しむことができます。
- 公開年:1993年
- 監督:ロッキー・モートン、アナベル・ヤンケル
- 出演:ボブ・ホスキンス、ジョン・レグイザモ、デニス・ホッパー、サマンサ・マシス
- 音楽:アラン・シルヴェストリ
- 上映時間:104分
「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」は、ゲームの映画化としては異色作ですが、一度見たら忘れられない強烈なインパクトを残す作品です。30年の時を経て、4Kレストア版で蘇る「魔界帝国の女神」を、ぜひ劇場で体感してください!
- 公式サイト:https://www.tc-ent.co.jp/sp/mario_movie_1993_jp/
- 予告編: (https://www.youtube.com/watch?v=09guPvBUzX0)